シングルサインオン製品導入GUIDE » シングルサインオン(SSO)の仕組み・認証方式をわかりやすく解説 » 代行入力

代行入力

公開日: |更新日:

シングルサインオンの認証方式の一つ、代行入力の特徴、メリット、デメリットを解説。代行入力が最適なケースもお伝えしています。

SSOの代行入力とは

代行入力は、利用者の代わりに専用のサーバーを使った代理サービス(エージェント)が、ID/パスワードを代行して打ち込む方式です。個々のPCにインストールするだけの手軽さながらも、社内システムやデスクトップアプリケーション、クラウドサービスのID/パスワードを一括入力できる利便性から、近年、注目を集めています。

代行入力の認証の仕組み

代行入力は、PCにエージェントをインストールした後、常駐したエージェントが、SSO対象システムのログイン画面を監視します。各アプリケーションのログイン画面が起動したら、アカウント情報DBにアクセスし、パスワード情報を自動送信する仕組みです。

導入時

PCにエージェントをインストール

2回目以降のログイン時

代行入力のメリット

代行入力のデメリット

代行入力が最適なケースとは?

代行入力は、他の方式のSSOと比べて、汎用性の高さと小回りの効く手軽さが魅力の認証方式です。アプリケーション側の改修は不要なため、社内システムとクラウドを多数利用している企業にオススメです。中でも、SSO技術をサポートしていないデスクトップアプリケーションにも対応できるのが、代行入力ならでは。これらのレガシーシステムとクラウドを利用している場合は、代行入力のSSOが重宝するでしょう。

導入は、個々のPCにエージェントを導入するだけなので、スモールスタートで始められるのが嬉しいところです。導入後に退職者が出た場合なども、管理者権限でアクセスを制限するなど、より柔軟で強固なセキュリティー管理が可能です。

代行入力方式を採用しているSSO製品

AccessMatrix USO

AccessMatrix USO
引用元:株式会社ハイ・アベイラビリティ・システムズ(https://ssoaccess.com/)

AccessMatrix USOは、代行入力方式を採用したシングルサインオン(SSO)ソリューションです。デスクトップアプリケーションを含む幅広いアプリに対応可能。対象アプリケーション側の改修を必要とせず、システムに影響を与えずに導入できるため、既存環境をそのまま活かしながらSSOを実現できます。

特に、シンクライアント環境への対応力が強みで、Citrix XenDesktopやMicrosoft RDSなどの仮想デスクトップ環境でもスムーズに動作。リモートワークやセキュリティ要件の厳しい金融機関などでの導入実績も豊富です。また、万が一サーバが停止した場合でも、暗号化した認証情報をキャッシュするオフラインモードを搭載。可用性の高さも大きな強みです。

SSOcube

SSOcubeは、代行入力方式を採用したシングルサインオン(SSO)ソリューションで、Webアプリケーションから汎用端末まで幅広いシステムに対応可能です。SSOサーバに必要な機能があらかじめ構築されているため、設定や準備の手間を最小限に抑え、スムーズに導入できます。

また、SSOの欠点とされるパスワード漏洩時のリスクにも対策を講じており、ワンタイムパスワードや生体認証などの外部認証システムと連携可能。これにより、不正アクセスのリスクを抑えつつ、安全なSSO環境を構築できます。SSO機能に加えてマトリクス型認証やユーザーアカウント管理機能も搭載されており、単独での利用も可能です。

代行入力方式のよくある質問

Q.代行入力方式では、利用者にID・パスワードを知らせずに運用できますか?

製品によっては、管理者がID・パスワードを一元管理し、利用者にはパスワードそのものを知らせずにログインさせることが可能です。 利用者がパスワードを直接入力する機会を減らせるため、パスワードのメモや使い回し、第三者への共有などを防ぐ対策にもつながります。ただし、認証情報の管理方法や利用者からパスワードを隠せるかどうかは製品によって異なるため、導入前に確認が必要です。

Q.対象システムのパスワードを変更した場合、代行入力はどうなりますか?

代行入力方式では、SSO側に登録されている認証情報と対象システム側のパスワードが一致している必要があります。対象システムのパスワードだけを変更すると、自動ログインできなくなる場合があります。そのため、パスワード変更時にSSO側の情報も更新する必要があるか、変更内容を自動で連携できるかなど、製品ごとのパスワード管理方法を確認しておきましょう。

Q.代行入力方式と多要素認証(MFA)は併用できますか?

製品によっては併用できます。例えば、SSOへのログイン時にパスワードだけでなく、生体認証、ワンタイムパスワード、クライアント証明書などを組み合わせ、本人確認を強化する方法があります。実際に、代行入力方式のSSOと多要素認証の両方に対応している認証製品もあります。

ただし、利用できる認証方法や対象システム側の多要素認証との連携方法は製品によって異なります。

Q.対象システムのログイン画面が変わると、代行入力できなくなることはありますか?

あります。代行入力方式は、対象となるログイン画面を検知してID・パスワードを入力する仕組みです。そのため、対象システムのアップデートによってログイン画面の構成や入力フォームが大きく変更されると、設定の修正が必要になる場合があります。頻繁に仕様変更されるクラウドサービスを対象とする場合は、画面変更への追従方法や、設定変更を管理者側で行えるかを確認しておくとよいでしょう。

Four Selections

無料トライアル×5,000種以上のアプリ・サービスに対応
シングルサインオン(SSO)
製品で比較

2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中から、それぞれ「オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」「今回調査を行ったクラウドシステムの中で、自社システムの導入社数実績が最も多かった企業(※編集チーム調べ)」「無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」をそれぞれ選出。対応アプリ数と導入・サポート、費用で比較しました。

※横スクロールします。

情報を外に出したくない
セキュリティ重視の企業なら

AccessMatrix
USO

全世界に支社がある
グローバル企業なら

Okta

トライアルから始めたい
スタートアップ・
中小企業なら

トラスト・ログイン

対応アプリ・
サービス
全てのアプリ
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
7,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
5,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
導入・
サポート
  • SEによるSSOの環境を構築!初期費⽤無料!
  • SSO対象アプリの対応可否チェック
  • 日本語でのサポート体制
  • 初回トレーニングサポート付
  • アドレス登録で無料トライアル可能
  • 2020年9月日本法人設立、サポート体制を強化
  • マクニカネットワークス株式会社の場合、ユーザー専用のサポート閲覧サービスあり
  • オプションを除いた機能を無料でお試し可能
  • 全プラン(基本・プロ)にオペレーターサポート付き
  • 日本語でのサポート体制
料金
380円/ユーザー/月額
要問合せ
一般的な利用例は、月額2ドル~
330円/ID/月額
おすすめの業界
  • 金融機関
  • 官公庁・自治体
  • 医療機関
  • 社会インフラ・プラント、機密情報を扱う研究機関・法務系機関
  • IT企業
  • 広告代理店
  • エンタメ業界
  • 卸売・小売業
  • 建設業
  • サービス業

※選定条件:2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中で.、下記の条件に当てはまるものをピックアップ。

・AccessMatrix USO
オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業

・Okta
今回調査を行った会社の中で、シングルサインオンを含む自社提供サービスを導入している会社の数が18,000社とNo.1

参照元:https://www.okta.com/jp/products/single-sign-on/

・GMOトラスト・ログイン
無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業