ゼロデイ攻撃のリスクと対策
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「ゼロデイ攻撃」は脆弱性を狙った予測困難なサイバー攻撃で、危険性が高いです。
この記事では、ゼロデイ攻撃が企業や個人に与えるリスクと攻撃に対する対策、SSO(シングルサインオン)との関連性について詳しく解説します。
ゼロデイ攻撃のリスクとは?
ゼロデイ攻撃を受けることで、以下のリスクが考えられます。
- 機密情報の漏洩
- 遠隔アクセスを許してしまう
- 通信の盗聴
- ランサムウェアの拡大
機密情報の漏洩
ゼロデイ攻撃はアプリケーションやソフトウェアに存在するセキュリティの弱点が見つかった後、修正が行われる前に再度攻撃を受けることです。攻撃を受けることで企業の重要なデータや個人情報が漏洩する可能性があります。
遠隔アクセスを許してしまう
攻撃者がシステムに遠隔アクセスできると、内部からさまざまな操作が可能になります。他のセキュリティリスクを生む原因にもなり得ます。
通信の盗聴
ゼロデイ攻撃によって通信が盗聴される可能性もあり、商談内容や機密データが漏れると、大きな損害を被る可能性があります。
ランサムウェアの拡大
ゼロデイ攻撃の影響で、ランサムウェアが拡大する可能性があります。攻撃が成功するとデータが暗号化されてしまい、解除のために金銭が要求されるなどの事態に発展します。
ゼロデイ攻撃とSSOの関係性
SSO(シングルサインオン)を使用している場合、ゼロデイ攻撃によってパスワードが窃取されるリスクも考えられます。パスワードが一元管理されているため、一つのサービスが侵されると、連鎖して他のサービスで影響が出る可能性もあります。
ゼロデイ攻撃の対策方法
ゼロデイ攻撃の対策方法は、以下の5つを参考にしてください。
- 基本的なセキュリティ対策を怠らない
- EDRの導入
- サンドボックスの導入
- バグバウンティの活用
- SSOと多要素認証を組み合わせた対策
基本的なセキュリティ対策を怠らない
ソフトウェアの更新やパスワードの強化など、基本的な対策は必須です。ゼロデイ攻撃以外の脅威に備えるためにも、セキュリティ対策は怠らないようにしましょう。
EDRの導入
EDR(Endpoint Detection and Response)は、エンドポイントのセキュリティを強化する技術です。EDRは未発見の脆弱性に対応するソフトウェアであるため、ゼロデイ攻撃に効果を発揮してくれます。
サンドボックスの導入
サンドボックスは仮想環境のことで、悪意のあるソフトウェアを隔離します。これにより、システム全体への影響を抑えることができます。
バグバウンティの活用
外部のセキュリティ研究者による監視を積極的に行うことで、未知のセキュリティホールを早期に発見し、対策を講じることができます。
SSOと多要素認証を組み合わせた対策
SSO(シングルサインオン)と多要素認証を併用することで、認証情報の窃取リスクを大幅に減らすことが可能です。多要素認証はパスワードだけでなく、スマートフォンやセキュリティトークンなど、第二の要素で認証が求められるため、より堅牢なセキュリティが実現します。
ID管理やクラウドのセキュリティ対策も進めよう!
ゼロデイ攻撃は多方面からのリスクをもたらす可能性がありますが、適切な対策と担当者の意識によって、リスクは大幅に軽減することが可能です。また、ゼロデイ攻撃は単体で考えるべき問題ではありません。クラウドサービスやID管理のセキュリティも併せて強化することが重要です。
当サイトでは、ID管理やクラウドのセキュリティ対策について解説しているため、以下の記事も参考にしてみてください。
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