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クラウドの設定ミスの原因と対策

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クラウド利用では設定ミスが起こり、セキュリティ上の問題が起こることがあります。ここではクラウドの設定ミスが起こりうる原因と、その対策法について解説するので、セキュリティ体制を強固にするための参考としてください。

クラウドの設定ミスが起こる原因

システム運用面での問題

クラウドで設定ミスが起こる原因としてよくあるのが、システム運用においてオンプレミスとクラウドとの差を把握できていないということです。クラウドはオンプレスミスに比べてセキュリティホールに対して脆弱なので、運用におけるセキュリティを万全にしきれていないことで設定ミスが起こります。

社員研修の不足

社員研修の不足でもクラウドの設定ミスが起こりがちとなります。開発者内部でクラウドへの知識が不足しており、正しい設定ができていないことが原因のひとつです。つまりクラウド環境での社員研修の不足と言えます。

クラウド設定ミスを防ぐ方法

セキュリティポリシーを策定する

クラウド設定ミスを防ぐための対策としてまず重要となるのは、セキュリティポリシーを策定することです。セキュリティポリシーが策定されていれば、クラウドの設定を行う際に照らし合わせて、ミスを軽減させられるようになります。

セキュリティポリシーの策定はセキュリティシステムの導入などに比べて、低コストですぐに実践できる対策法です。クラウド設定ミスを防ぐためのルールを決めておきましょう。

モバイル端末による認証のセキュリティ強化

モバイル端末でアクセスする際の認証におけるセキュリティ強化も対策法のひとつです。

モバイルデバイス管理では、個人端末からのインストール・業務利用・アクセス制限に対応するものは多くありません。そのためたとえモバイル端末を紛失したとしてもアクセスが制限できるよう、シングルサインオンだけでなく証明書を配布したり、他のセキュリティサービスを利用したりすることが重要です。

社員教育

クラウドの設定ミスを防ぐための基本として、社員教育を徹底することも欠かせません。人為的ミスは慣れや不注意、経験不足などから発生します。クラウド利用における社内ルールを策定し、人為的クラウド設定ミスが起こりそうな場面でも、ミスがない行動が行えるように社員教育を行ってください。

クラウドセキュリティを強化しよう

クラウドの設定ミスは主にシステム運用面での問題と、社員への教育不足により起こりがちとなります。対策をするためにはセキュリティポリシーを策定すること、モバイル端末の認証のセキュリティ強化を行うこと、社員教育を徹底することの3つが重要です。

下記の記事ではクラウドを安全に利用するためのID管理やセキュリティ対策について解説していますので、対策を万全にするための参考としてぜひご覧ください。

ID管理・クラウドのセキュリティ対策コラム

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2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中から、それぞれ「オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」「今回調査を行ったクラウドシステムの中で、自社システムの導入社数実績が最も多かった企業(※編集チーム調べ)」「無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」をそれぞれ選出。対応アプリ数と導入・サポート、費用で比較しました。

※横スクロールします。

オンプレミス

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AccessMatrixUSO
クラウド

Okta

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クラウド

トラスト・ログイン

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対応アプリ・
サービス
全てのアプリ
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
7,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
5,000種以上
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※選定条件:2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中で.、下記の条件に当てはまるものをピックアップ。

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参照元:https://www.okta.com/jp/products/single-sign-on/

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