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M&AにおけるIDaaSの役割とは?

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M&AにおいてIDaaSは重要な役割を果たします。このページでは、M&Aにおける認証基盤統合の難しさとIDaaSの役割について解説します。

M&Aに伴う認証基盤統合の困難さ

M&Aで認証基盤統合を行う場合、その統合は非常に困難であると言われてます。 M&Aによって企業を買収した場合、買収企業の認証システムを統合する作業が発生することがほとんどです。

しかしActive Directoryなどの認証サーバーを利用している場合、 M&Aにより廃止されるActive Directoryに関連しているパソコン、ファイルサーバーやアプリケーションなどに環境変化の影響が及びます。

またもし新規のActive Directoryとする場合、統合Windows認証が行えなくなることもあります。以上のようにM&Aによって企業間の認証基盤を統合するには労力やコストがかかり、利用する社員数が多いほど困難です。

M&AにおけるIDaaSの役割

M&AにおいてIDaaSが果たす役割とは、 Active Directoryを変更することなく、アプリケーションを共通化できることにあります。IDaaSでは異なる企業間で共通のID認証基盤が利用できるため、従来のようなActive Directory変更による認証基盤の統合が不要となるためです。

IDaaSではID認証基盤としてシングルサインオンや多要素認証などを提供しており、IDとパスワードを設定すれば異なる企業間で同じアプリケーションのログインすることも可能となります。そのためクラウドへの認証の一元管理に役立ち、もしオンプレミスとクラウドサービスの両方を併用している環境であっても利用可能です。

またクラウドサービスならサーバーを構築する必要がないため、導入費や運用管理費などの負担も軽減されます。 M&Aでは認証基盤統合のコストや労力が問題となっていましたが、IDaaSを活用すればコストや労力を減らしたスムーズな統合が目指せます。

M&Aに欠かせないID管理

M&Aを行う際に、認証基盤統合に悩む企業は少なくありません。Active Directoryの変更が前提となると、コストや労力がかかってしまい、特に社員数の多い企業では大変な作業となることがあります。

しかしIDaaSを活用すれば、クラウドに接続すれば異なる企業間であっても同じアプリケーションにログインできるようになります。 M&AにおけるActive Directoryの変更も不要となり、統合がスムーズになるはずです。

ただしシングルサインオンを利用するため、もしパスワードが漏洩してしまった際に大きな被害をこうむることがあります。

本サイトではID管理やクラウドのセキュリティ対策についての記事を多数掲載しています。M&AにともないIDaaSを導入したいとお考えなら、クラウドセキュリティ対策の方法を知るために、ぜひこちらの記事も参考にしながら導入を進めてください。

ID管理・クラウドのセキュリティ対策コラム

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クラウド

Okta

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クラウド

トラスト・ログイン

トラスト・ログイン
対応アプリ・
サービス
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参照元:https://www.okta.com/jp/products/single-sign-on/

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