クラウドとオンプレミスの違い
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オンプレミスからクラウドに移行する際には、両者の違いについて把握することが大切です。ここではクラウドとオンプレミスとの違いや、移行する際の注意点について解説します。
通信システムにおけるクラウド型とオンプレミス型の違い
コスト面での違い
オンプレミスでは導入時に高額な費用が必要とされましたが、クラウドでは初期費用が無料であることが多く、導入コストをかけずに利用し始められます。またオンプレミスのように、ソフトウェアの購入やライセンス取得に費用がかかることもほぼありません。
セキュリティ面での違い
自社内でネットワーク環境を完結させるオンプレミスに比べて、クラウドはよりオープンな環境であるためセキュリティ性は低いと言えます。ただクラウドに適した環境を整えられれば、オンプレミスと同等のセキュリティレベルを目指せます。
カスタマイズ性での違い
カスタマイズ性においては、オンプレミスのほうが高いといえます。オンプレミスは自社に適した形に構築されるのが一般的ですが、クラウドはサービスによりカスタマイズ性に違いがあります。利用するクラウドによっては、カスタマイズ性が低いと感じられることがあるかもしれません。
ID・パスワード管理が快適になるシングルサインオンでも、オンプレミス型とクラウド型の2種類に分けられ、両者の違いはこの記事で解説した内容とほぼ同じです。オンプレミス型・クラウド型でおすすめの製品を知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
オンプレミス型からクラウド型へ通信システムを移行させるときの注意点
利用したい機能・システムが使えること
オンプレミス型からクラウド型に移行する際には、利用したい機能やシステムが、クラウド型で利用できることを確認しておくことが大切です。クラウド型はオンプレミスより自由度が低いため、互換性に問題が生じる可能性があります。
コストの問題がないか確認すること
クラウド型はオンプレミス型に比べて初期費用がかからない傾向がありますが、クラウドは利用量が多いとランニングコストが増える可能性があります。クラウド型に移行した際のシミュレーションをし、コストの問題がないか確認してから導入しましょう。
クラウド型通信システムに欠かせないID管理
クラウド型通信システムやオンプレミス型に比べて、コスト面・セキュリティ面・カスタマイズ性の3つで主な違いがあらわれます。それを踏まえてクラウド型に移行する際には、利用したい機能やシステムとの互換性があるか、コストの問題がないかを確認してから決断することが大切です。
ID管理やクラウドのセキュリティ対策については、次の記事で詳しく解説しています。オンプレミス型からクラウド型への移行を検討されているなら、ぜひこちらの記事も参考にして判断をしてください。
無料トライアル×5,000種以上のアプリ・サービスに対応
シングルサインオン(SSO)
製品で比較
2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中から、それぞれ「オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」「今回調査を行ったクラウドシステムの中で、自社システムの導入社数実績が最も多かった企業(※編集チーム調べ)」「無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」をそれぞれ選出。対応アプリ数と導入・サポート、費用で比較しました。
※横スクロールします。
オンプレミス
AccessMatrix
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クラウド
Okta |
クラウド
トラスト・ログイン |
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対応アプリ・ サービス |
全てのアプリ
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
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7,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
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5,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
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導入・ サポート |
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料金 |
380円/ユーザー/月額
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要問合せ
一般的な利用例は、月額2ドル~
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330円/ID/月額
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※選定条件:2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中で.、下記の条件に当てはまるものをピックアップ。
・AccessMatrix USO
オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業
・Okta
今回調査を行った会社の中で、シングルサインオンを含む自社提供サービスを導入している会社の数が18,000社とNo.1
・GMOトラスト・ログイン
無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業
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