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シングルサインオンの歴史

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シングルサインオンは、クラウドサービスの普及に伴い複数のユーザーIDとパスワードを管理する必要がある現在においてその需要が高まっています。そのため、シングルサインオンの歴史について知っておくことで、その必要性がより深く理解できます。ここでは、シングルサインオンが開発された理由や歴史などについて解説しています。

シングルサインオンが開発された理由とは

シングルサインオンは、もともとは社内のネットワーク内での認証を行うことを目的として誕生しました。当時はクラウドサービスが普及していなかったので、個人が多くのパスワードを持つことは稀でした。

また、企業が利用するシステムは基本的には社内ネットワークの中にあり、外部にアクセスすることはあまりありませんでした。そのため、社内ネットワーク内の複数業務システムに対して、一括ユーザー認証をすることを目的にシングルサインオンが開発されたのです。

最初に開発されたシングルサインオン

最初に開発されたシングルサインオンは、1986年にマサチューセッツ工科大学で開発されたケルベロス認証(Kerberos)です。ケルベロス認証は、認証方法を一元管理し、その共通鍵を利用して認証情報として配布したチケットを利用する方式です。

1990年代前半には、認証基盤を構成するLDAPシングルサインオンが開発されました。この技術は、WindowsサーバーのOSにも導入され、現在でも利用されています。

最も普及したシングルサインオンはMicrosoft社のActive Directory(AD) です。最初にログイン認証を行っておけば社内ネットワークへのログインは不要となるため、利便性の高さから大企業に数多く導入されました。

その後、信頼関係を結んだ組織同士であれば新たな認証が不要となるフェデレーション認証が登場します。これにより、ドメインが異なるグループ会社間での認証ができるようになりました。

シングルサインオンが普及した歴史

企業内やグループ企業内で導入されていたシングルサインオンは、クラウドサービス製品の普及により社外ネットワークに対応することが求められるようになりました。社内ネットワークの認証を前提としたADやグループ企業内での認証を前提としたフェデレーション認証では機能しなくなったためです。

そこで、クラウドサービスに対して一括でシングルサインオン認証を可能とする「IDaaS(Identity as a Service)」が開発されました。IDaaSは、Active Directoryなどの既存の認証基盤と連携できるサービスもできたことから導入が加速しました。

シングルサインオンの基本を理解しよう

もともとは、社内ネットワークの複数業務システムへのユーザー認証を目的として開発されたシングルサインオン。クラウドサービスの普及に伴い多くの認証パスワードを管理しなくてはならなくなったため、新たな認証サービスが開発されて、その必要性は高まっています。

下記のページでは、シングルサインオンの基本的な知識についてまとめているので参考にしてみてください。

ID・パスワード管理が快適に!シングルサインオン(SSO)とは?

Four Selections

無料トライアル×5,000種以上のアプリ・サービスに対応
シングルサインオン(SSO)
製品で比較

2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中から、それぞれ「オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」「今回調査を行ったクラウドシステムの中で、自社システムの導入社数実績が最も多かった企業(※編集チーム調べ)」「無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業」をそれぞれ選出。対応アプリ数と導入・サポート、費用で比較しました。

※横スクロールします。

オンプレミス

AccessMatrix
USO

AccessMatrixUSO
クラウド

Okta

Okta
クラウド

トラスト・ログイン

トラスト・ログイン
対応アプリ・
サービス
全てのアプリ
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
7,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
5,000種以上
デスクトップアプリ webアプリ(saml対応) webアプリ(saml非対応)
導入・
サポート
  • SEによるSSOの環境を構築!初期費⽤無料!
  • SSO対象アプリの対応可否チェック
  • 日本語でのサポート体制
  • 初回トレーニングサポート付
  • アドレス登録で無料トライアル可能
  • 2020年9月日本法人設立、サポート体制を強化
  • マクニカネットワークス株式会社の場合、ユーザー専用のサポート閲覧サービスあり
  • オプションを除いた機能を無料でお試し可能
  • 全プラン(基本・プロ)にオペレーターサポート付き
  • 日本語でのサポート体制
料金
380円/ユーザー/月額
要問合せ
一般的な利用例は、月額2ドル~
330円/ID/月額

※選定条件:2024年4月19日時点でITreviewで「シングルサインオン」を扱っていると掲載されており、製品の公式HPが確認できた35社の中で.、下記の条件に当てはまるものをピックアップ。

・AccessMatrix USO
オンプレでスモールスタートでき、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業

・Okta
今回調査を行った会社の中で、シングルサインオンを含む自社提供サービスを導入している会社の数が18,000社とNo.1

参照元:https://www.okta.com/jp/products/single-sign-on/

・GMOトラスト・ログイン
無料プランがあり、既存環境の変更をせずに使用できる唯一の企業